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小玉スイカ授粉開始 確実着果へ全て手作業

  • 刈谷露地園芸部会「SKI」

2023/4/28

  • 雌しべの先に花粉を付ける永田さん

JAあいち中央管内の刈谷市北部地区で、小玉スイカの授粉作業が始まりました。同地区では、小玉スイカの栽培が盛んで、品種は「おおとり2号」。果肉は、鮮やかな黄色で強い甘味が特徴。授粉作業は5月下旬まで続きます。

JA刈谷露地園芸部会のグループ「SKI」では、6人の生産者が約1.8ヘクタールで小玉スイカを栽培。6月上旬から7月中旬にかけて、地元の市場やJA産直店舗へ出荷します。1玉2.5キロ前後で、今年は約1万5千個の出荷を目指します。

刈谷市東境町で、約50アールで小玉スイカを栽培している同グループの永田憲正さんは、花の咲き具合を見ながら作業を進めます。授粉作業は確実に着果させるため、すべて手作業で行います。当日咲いた状態の良い雄花を選んで摘み取り、雌しべの先に丁寧に花粉を付け、交配した目印のテープを茎に巻き付け、授粉日を記録します。永田さんは「授粉させてからの日数で着果予想が立てられるので、需要期にあわせて作業を進めていく。ゴールデンウィーク中が作業のピークになる。しっかりと管理して、今年も喜ばれるスイカをたくさん作っていきたい」と話しました。