JAあいち中央

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小庭でイメージぴたり 
販売資材を展示

  • 産直センター刈谷北部

2023/4/22

  • 小庭に野菜苗を植える尾崎さん(右)ら

刈谷市東境町のJAあいち中央産直センター刈谷北部に4月下旬、“小庭”が現れました。花や野菜の苗を育てる好きを育むきっかけとして、こんな雰囲気の庭を作りたいと思ってもらえるように花壇だった場所をガーデニング風に一新しました。苗物などを買った後に自宅でどのように植えるかをイメージし、苗物などに興味を持ってもらうことが目的です。

きっかけは、同店の園芸担当の尾崎真由美さんが同コーナーの売り場づくりを考えるなか、新しい発想を求めて同店舗に園芸資材を納入する株式会社ダイセイの浦野克也常務取締役に相談したことです。「ガーデニングの楽しさと共に提供しては」と提案され、自宅の庭をイメージしやすいよう小庭を作りました。殺風景だった同コーナーの売り場も木工ボードや電球を設置し、目を引くように飾り付けました。

小庭は、同店舗の園芸コーナーの近くの約16平米ほどのスペースに作られました。花壇やプランターに同店舗で販売する花や野菜の苗が植えられているほか、売り物の観葉植物も展示されています。小道には絵を描いた板やテーブルセットも設置しました。小庭に植えた苗は同店舗に出荷する永坂孝子さんから提供されました。

小庭を親子が歩く姿も見られ、多くの来店者が興味を引かれていることがうかがえます。来店者からは「雰囲気が大分変わったね。見るのが楽しくて、挑戦したくなる」と好評で、「この苗と同じものはありますか」と問い合わせが増えるなど苗物の販売につながっています。尾崎さんは「一度スタッフと会話を交わすと、その後も聞きやすくなるようで、お客様とのふれあいも増えた」と予想外の効果もあったと話します。

同店の石川芳則店長は「暖かくなり花や夏野菜の苗の出荷が増えた。小庭では、ポットに入っている苗を地植えした後の様子や成長を伝えることができる。購入後のイメージがしやすいと商品に興味を持ってもらえる。産直出荷の苗物に関係する商品とコラボすることで相乗効果をねらいたい」と話しました。
今後は、定期的に苗物を植え替えたり雰囲気を変えたりして季節に合わせた売り場づくりを展開していく予定です。