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梨授粉作業 恵みの好天 平年より生育早く

  • 梨生産部会

2023/4/5

  • 花粉交配機を使って授粉作業を行う後藤さん

愛知県内有数の梨産地、安城市で授粉作業が3月下旬から始まり、気温の上昇とともに順調に進んでいます。今年は温暖な天候で推移したため、平年より1週間程度早い生育となっています。

JAあいち中央梨生産部会では80人が約34ヘクタールで「愛甘水」「甘ひびき」「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」の6品種を栽培。主力品種の「幸水」は総生産量の5割を占めます。

部会の後藤祐司さんは、約1.7ヘクタールの梨園で栽培しており、3月下旬から授粉作業を始めました。授粉した花を分かりやすくするため、赤い石松子で希釈した花粉を交配機に詰め、手早く雌しべに花粉を付けていきました。手作業で行うことにより確実な授粉と、着果させたい花や向きの調整が行えます。授粉作業は気温が15度を下回ると発芽率が下がるため、作業は天気が良く、風が弱い日を選んで行います。

後藤さんは「毎年花がしっかりと着くか心配しているが、今年は気温が高く、順調に授粉作業が進んだ。安城梨は7月下旬から出荷される。おいしい梨が出来ると思うので、楽しみにしてほしい」と話しました。授粉作業は4月上旬まで続きます。

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