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「おうちに花」地元産PR

  • 碧南市農業振興協

2023/2/17

  • フラワーバレンタインのPR展示をメンテナンスする松井さん

碧南市内の農家・JAあいち中央・愛知県・碧南市で組織する碧南市農業振興協議会は2021年11月から「おうちに花を飾りましょうプロジェクト」を立ち上げ、様々な施設やイベントで同市産の花を飾ってPRしています。同プロジェクトには、花の魅力を一層伝えるために、地元の5軒の生花店も参画しています。

立ち上げは、新型コロナウイルス感染症による影響で切り花の需要が低下したことがきっかけ。始動にあたり、同市産の花を扱う同JAや農家、生花店とのマッチングを行い、情報交換や互いの現場を見学するなどして直接仕入れができるようになりました。イベントのみならず日頃から地元の花がPRでき、農家によっては規格外品の取り扱いも行われ、ロスフラワーの削減にもつながっています。

白の輪菊は葬儀・仏花のイメージが強く、コロナ禍の影響を顕著に受けました。メンバーはイメージを払拭するため、専用の着色剤に浸けて鮮やかに染色した菊を、同市で開かれる慶事などに積極的に展示してきました。1月8日には「碧南市二十歳を祝う会」で、参加者が記念撮影するフォトスポットを染色菊300輪ほか同市産の花1000輪を使って作成しました。2月7日から12日には同市江口町にある碧南市農業活性化センターあおいパークでフラワーバレンタインのPR展示を行いました。同プロジェクトを担当する碧南市経済環境部農業水産課の本多真係長は「農家や生花店の思いを一つにまとめてイベントを作り上げていくことに難しさを感じるが、とことん話し合うスタイルで乗り越えている。展示がSNSで取り上げられることもあり、手ごたえを感じている。もっとおうちに花を飾ってもらえるように、直接消費につながるPRを仕掛けていきたい」と話しました。

メンバーの一人であるJA菊共選組合の藤関弘之組合長は「輪菊の需要が低下している中で、こうしたプロジェクトで輪菊の新たな活用法や魅力を発信してくれるのはうれしい」と話しました。また、市内の生花店「フラワーショップ花の色」の松井尚子さんは「花を飾ると心が豊かになる。プロジェクトを通じて、もっとたくさんの人に碧南市産の花の良さを知ってもらいたい」と話しました。