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技術向上へ研修会 クルクマ生産 肥料や品種知る

  • 碧南クルクマ部会

2023/2/16

  • 講師からクルクマの栽培技術を学ぶ部会員

JAあいち中央碧南クルクマ部会は2月16日、碧南市照光町の碧南東部営農センターで栽培技術研修会を開きました。同部会員や愛知県、碧南市、JAの職員ら12人が参加。講師は県農業総合試験場園芸研究部花き研究室の山元俊輝技師が務め、窒素や加里が球根肥大に及ぼす影響や土壌消毒剤の有効性などについて説明しました。部会員の増加や同市のブランド化推進事業、県知事表敬訪問や新品種導入などがきっかけとなり、3年ぶりに研修会を開きました。

研修会では、クルクマは球根が重いほど採花本数が増加することから適正な窒素施用量を設計することが重要であることや、育成期に重要な役割を果たす加里は追肥でより効果的に作用させられることなどが説明されました。また産地としてのブランド化を進めていく上で、オリジナル品種の育種についても検討されました。

同部会の大岡宏充部会長は「現状に満足せずに、より高品質なクルクマを出荷していけるように、これからもしっかりと学んでいきたい」と話しました。

クルクマは東南アジア原産のショウガ科の植物。暑さに強く、ハスの花に似ていることから、主に仏花として用いられるため、新盆、旧盆の需要に合わせて栽培されています。同部会では2月にハウス内の土壌消毒を行い、3月上旬に定植。6月上旬から10月下旬まで全国に約35万本を出荷しています。