JAあいち中央

安城市東栄町のＪＡあいち中央ファーマーズマーケットでんまぁと安城北部で１２月１１日、ＪＡの「好きを育む取り組み『碧海そだち』」に共感した料理研究家の寺田真二郎さんによる料理ショーが開かれました。飛沫防止パネルの設置や観客との適度な距離など感染防止対策を講じたうえで行いました。

寺田さんは同市出身の料理研究家で、ＪＡ産直店舗に秋冬に多く並ぶ農産物５品目の「苦手野菜克服レシピ」を考案。１１月中旬から克服対象の野菜売り場の近くにレシピを設置しています。

この日は寺田さんの地元である同店に登場し、同レシピからニンジン、ブロッコリー、シイタケの３品を実演しました。寺田さんは同レシピへの想いや克服ポイントなどを紹介しながら進行。会場には約５０人が集まり、寺田さんの軽快なトークを楽しみながら調理工程を見学。事前に配られた整理券を受け取った来場者には各限定１０食分の試食が配られました。

ショー終了後には、レシピの持ち帰りや克服対象の農産物を購入する人が多くおり、スタッフは「ショーを見て、実際に作ってみようと思ってくれたのだと思う」と話しました。

寺田さんは「苦手を克服しながらも野菜の良さを生かすようなレシピにした。食べ慣れている料理に加えると食べてくれるのではと考え、料理に自然に溶け込むことで克服しながらおいしいと思ってほしい。作ってみようかな、食べてみようかなと思うきっかけになってくれるとうれしい」と話しました。

ＪＡ産直振興部産直課の岩戸省二課長は「多くの方にショーを見ていただき、『碧海そだち』を寺田さんと一緒に本気で取り組んでいるとＰＲできた。今後は春夏野菜で克服レシピを作ってもらう予定で、より多くの人が野菜好きになるよう取り組んでいく」と話しました。