トピックスレポート
収穫・出荷作業大忙し スイートコーン朝取り味わって
2025/6/11
早朝からスイートコーンを収穫する斎藤さん
JAあいち中央管内の碧南市でスイートコーンの収穫が最盛期を迎えています。今作は2月の播種後、気温が低く5月に入っても朝晩の冷え込みが続いたことから3日程出荷スタートが遅れましたが、病害虫による大きな被害はなく、例年どおり甘みののった高品質なスイートコーンが出荷されています。
同市の14人の生産者は約20ヘクタールで「味来」「ドルチェドリーム」「ピクニックコーン」の3品種を栽培し、JA碧南営農センター集出荷場に出荷しています。なかでも、糖度が高く、生で食べられるほど皮が柔らかい「味来」が約75%を占めます。7月中旬まで、地元産直店舗や大手量販店、中京市場へ出荷されます。
JAの碧南あおいパーク産直やファーマーズマーケットでんまぁと安城西部には、朝収穫したてのスイートコーンが店頭に並び、午前中に完売することもあるほどの人気ぶりです。
スイートコーンは夜間、光合成でできた糖分を蓄えるため、深夜に収穫します。同市内でスイートコーンを栽培する株式会社耕地の斎藤浩二代表取締役は、約3ヘクタールでスイートコーン「味来」を栽培。深夜2時頃から収穫作業を始め、外葉を取って重さや大きさを選別し、箱に詰めて出荷します。
斎藤さんは「皮を一枚残してラップをして電子レンジにかけたり、バーベキューで皮付きのまま丸焼きにしたりして食べるのもおいしい。美味しいものを消費者に届けたいという思いで作業している。夜露があり、一番おいしい時間帯に収穫しているので、多くの人に食べて笑顔になってもらいたい」と話しました。