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中学生が介護職場体験 利用者と交流

2025/6/9

  • 中学生が考えたレクリエーションを楽しむ利用者

JAあいち中央デイサービス碧南は6月9日、碧南市日進町の同デイサービスで、中学生が高齢者と交流する機会を提供し、同市植出町の同市立中央中学校の1年生13人が訪れました。同校では、総合の授業の一環で福祉施設について学習しています。実際に福祉施設を訪れ、高齢者とコミュニケーションをとることで、福祉施設や高齢者への理解を深めたいと、3年前から同デイサービスで高齢者との交流会を開いています。

交流会では、4つのグループに分かれ、生徒が考えたレクリエーションを行いました。生徒は高齢者でも楽しめるようにと、玉入れゲームや魚釣りゲーム、果物を連想するゲームなど簡単なレクリエーションを考案。簡単な例題を用いてルールを説明したり、高齢者の横に立ち、サポートしながら進行したりするなど、工夫して取り組みました。レクリエーションの合間には、同市特産のブランドニンジン「へきなん美人」を話題にあげるなど、地元の話題でコミュニケーションをとり、楽しみました。

生徒は「ご年配の方でも聞き取りやすい声や話すスピードを意識して自己紹介やルール説明ができた」「表情が硬くなってしまったため、もっと笑顔を意識して活動すべきだった」と活動を振り返りました。

デイサービスの田中智恵所長は「利用者様には、中学生の若くて元気なパワーをもらい、楽しい時間を過ごしてもらえたと思う。中学生にとって自分たちで考えたレクリエーションを披露することは難しいことだと思うが、福祉施設や高齢者に対して理解を深めようと取り組んでもらえてうれしい」と話しました。

今後は、1月に交流会を開く予定。生徒は、今回の交流会の反省を活かし、話し方やレクリエーションの内容を改善して臨みます。