トピックスレポート
小麦が最盛 高品質
2025/6/5
コンバインで刈り取られる小麦
JAあいち中央管内で、小麦の収穫が最盛期を迎えています。JA管内では「きぬあかり」と「ゆめあかり」の2品種を栽培しています。「きぬあかり」の作付面積は全体の約80パーセントで主力品種。「きぬあかり」はうどんやそうめんなど麺用小麦として愛知県が育種した品種で、「ゆめあかり」はパン・中華麺用小麦として愛知県が初めて開発した品種です。
今年産の小麦は、播種後の12月から1月中旬にかけて気温が低かったことから生育遅れがみられましたが、3月以降は気温が上がり、ほぼ平年並みの生育となりました。JA営農部会では、部会員の79経営体が、約1470ヘクタールで小麦を栽培。県下で進めているICTツールを活用した生育予測診断により、適期追肥、適期防除、適期収穫に取り組んでいます。収穫は、6月中旬まで続く見込みです。
安城市東部地区で米・麦・大豆を生産する部会の鈴木貴士副部会長は、「低温が続き生育遅れを心配したが、品質の良い小麦ができている。収穫適期が短いので、天気を見ながら良い状態で収穫していきたい」と話しました。