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食と農を学ぼう バケツ稲の脱穀・もみすり体験

2023/10/31

  • 脱穀機の使い方を指導するJA職員(右)

JAあいち中央営農企画部営農企画課は10月31日、知立市中町の知立市立知立小学校で、同校5年生児童約130人を対象にバケツ稲の脱穀、籾摺り体験を行いました。同課では、管内の小学校や幼稚園、保育園などの子どもを対象に「バケツ稲つくり体験」に取り組んでいます。子どもたちが手軽に農業を体験でき、自ら農産物を育てることで、食べ物の大切さを感じてもらうことが目的です。

指導にあたった同課の職員が作業の目的やコツを丁寧に説明した後、児童らは手作業で脱穀、籾摺りを行い、お米が口に入るまでの手間を体験しました。体験の最後には籾摺り機を稼働し、出てきた玄米に児童たちは大きな歓声を上げました。

児童らは「お米をプチプチちぎるのが、気持ちよかった。力を入れて籾摺りしたのに、全然できなかった」「苗を植えてから半年かけて、ようやくお米になってくれてうれしい。こんなに手間がかかるとは思わなかった」と楽しそうに話しました。

同校の担当教諭は「初めての脱穀、籾摺り体験は新鮮だったと思う。収穫したお米は、調理実習で市販のお米と食べ比べる予定。お米ができるまでの手間を振り返り、感謝の気持ちを持って食べてもらいたい」と話しました。

事務局を務める同課の松下由季さんは「体験を通じて、色々な工程があることを知ってもらい、農家の大変さも感じてもらえた。自分たちで育てたお米を味わってもらい、食べ物の大切さを学んでもらいたい」と話しました。