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特産化へ研究着々 ジャンボラッカセイ収穫最盛 品質良く

2023/9/14

  • ジャンボラッカセイの株を引き上げて収穫する川角さん

JAあいち中央管内の高浜市で、ジャンボラッカセイの収穫が最盛期を迎えています。

収穫作業は、備中で土を掘り起こし手で株を引き上げて収穫します。抜き取った株は土を落とし、さやを外します。選別後に水洗いし、袋に詰めていきます。今作はは5月中下旬の定植以降、猛暑・酷暑により生育の遅れや実入りの悪さが懸念されましたが、生産者の適切な防除により品質は良好。収量も例年並みが見込まれます。

ジャンボラッカセイを栽培する川角紀美さんは「ジャンボラッカセイは実も大きく上品な甘みがある。一旦食べると止まらない味。圧力鍋で調理していただくと、とてもクリーミーな食感になる。残暑厳しい中お酒のおつまみやおやつに最適。ぜひたくさんの人に食べてほしい」と笑顔で話しました。

同市ではジャンボラッカセイを特産化しようと、2014年、栽培に関心のある生産者に種を配布するなど、支援したことがきっかけで本格的に作付けが始まりました。当初は発芽率がかなり低く、産地としては不十分な結果となっていましたが、JA産直部会員を中心とした研究会を結成し、発芽率の改善や品質向上に向けた栽培講習会を開いた成果もあり、発芽率は大幅に改善されました。品評会も開かれており、品質の向上も図られてきました。

現在は、34人の農家が約1.3ヘクタールでジャンボラッカセイを栽培。普通サイズの1.5倍ほどの大きさで、甘みがあり、実が柔らかいのが特徴。主に取れたてを塩茹でにして食べます。11月上旬まで、JAの産直センター高浜やでんまぁと安城西部を中心に1袋(300g)400円~450円で販売。「食べ応えがある」と消費者からも好評です。