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防除省力化へ 水稲守れ!カメムシ対策

  • 営農部会

2023/8/3

  • カメムシの防除作業をドローンで行う山田部会長

JAあいち中央管内では7月上旬から、「水稲のカメムシ撲滅大作戦」と銘打ち、畦畔除草や薬剤散布による一斉防除を始めました。カメムシは雑草や小麦、水稲、大豆の間を移動し、年間を通じて生息を続けているため、被害を防ぐには品種ごとに同一日に防除し、地域密度を減らすしかありません。

2023年産の小麦作においても、ほ場で多くのカメムシ類が確認されています。JA営農部農畜産課では、生産者へのチラシ配布や各営農センター・支店でのポスター掲示、広報誌への掲載など、防除の徹底を呼びかけています。

カメムシに吸われた米は表面に茶褐色の斑点が残ります。斑点米は等級落ちの原因となるため、JA管内では10年から一斉防除の取り組みを続けています。2回の畦畔除草と水田への薬剤散布で防除します。「コシヒカリ」「あいちのかおり」と、品種ごとに作業日を決めて使う薬剤も指定しています。出穂期のみの畦畔除草では水田内にカメムシ類を追い込んでしまうため、出穂2週間前と出穂期の2回、除草しています。

JA営農部会の山田友樹部会長は「畦畔管理した上での防除管理は、良質なお米作りに欠かせない。地域でまとまって適期に防除することで、カメムシの絶対数を減らすことができる。今年もイネカメムシが多く発生しており、早急に対策していく」と話しました。

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