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葉ショウガで夏を乗り切れ

  • 碧南しょうが・しそ部会

2023/7/28

  • 葉ショウガを収穫する長坂さん

JAあいち中央管内の碧南市で、葉ショウガの収穫が本格的に始まりました。葉ショウガは、新ショウガが育ち始めてから、ある程度の大きさになったときに葉を付けたまま出荷します。同市は県内一の葉ショウガの産地。碧南特有の砂地での栽培により、地下に伸びるストレスが少なく、みずみずしくて柔らかくぴりっとした辛味があり、爽やかな香りが特徴で、夏の食材として人気があります。

今年は伏せこみ作業後の3~4月は天候に恵まれましたが、6月の豪雨と高温で生育への影響が懸念されました。その後は好天と生産者の適切な管理で、生育は順調に回復。葉の状態や根の形状、色なども良好で、柔らかくてぴりっとした辛みのある良質な葉ショウガが育っています。

JA碧南しょうが・しそ部会では、ハウスと露地合わせて約40アールで4人が葉ショウガを栽培。最盛期の7月下旬から8月中旬には日量約100ケース(1ケース4キログラム)が出荷されます。9月上旬まで、名古屋をはじめ岐阜県や静岡県の市場に約10トンの出荷を見込んでいます。JA農産物ネット販売サイト「碧海そだち~オンラインショップ~」でも購入が可能です。

部会の長坂貞義さんは、露地9アールで葉ショウガを栽培。早朝4時から収穫や選別作業を行っています。収穫作業は根茎が折れないよう、根元から丁寧に手で引き抜きます。収穫後はブラシ付きの機械で水洗いして乾き過ぎない程度に自然乾燥後、束ねて袋詰めし出荷します。長坂さんは「今の時期の葉ショウガは新鮮で、辛みと爽やかな味のバランスが良くておいしい。甘味噌をつけるのがオススメの食べ方。この時期にしか食べられない葉ショウガをぜひ食べてもらいたい」と話しました。