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資源の再利用へ農業用廃ビニールを回収

2023/7/18

  • 農家から回収された廃ビニール

JAあいち中央営農部営農資材課は7月18日、安城市赤松町のJA総合センターで、使い終えた農業用廃ビニールを回収しました。JAでは、資源の再利用や不法投棄による環境汚染などを防ぐことを目的に、キュウリやイチゴなどハウス栽培農家の作業の手が比較的空くこの時期に毎年行っています。

作業は早朝7時30分から始まり、使い終えた農業用廃ビニールなどを積み込んだ農家の軽トラックが次々に訪れ、農家や関係者などが手作業で降ろしました。この日は25戸の農家から塩化ビニールフィルムを約6.4トン回収。産業廃棄物処理業者に引き渡された後、適正な処理が行われ、再生ビニールとして再利用されます。

同課の担当者は「農業用ビニールや農業用ポリオレフィン系特殊フィルムといった被覆資材の価格上昇が著しく、農家にとって大変苦しい状況にある。しかし、産業廃棄物等の排出に関する法令に理解をいただき、環境に配慮した農業を実現するため、排出事業者としての責任をもって適正な処理に協力いただきたい」と話しました。
今後、同センターおよび各地区の営農センターで農薬空きボトルや肥料袋、遮光ネットなど、農業用廃プラスチック類の回収を行う予定です。