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品質に自信 赤シソ最盛

  • 碧南しょうが・しそ部会

2023/6/13

  • 専用の機械で収穫される赤シソ

JAあいち中央管内の碧南市で、特産の赤シソの収穫が最盛期を迎えています。今年は3月の播種から4月上旬の発芽期まで天候に恵まれ、収穫は例年並みの5月下旬からスタートしました。6月上旬の大雨の影響により、刈り取りが難しいほ場が一部で出たが回復傾向にあります。色・ツヤ・品質ともに良好な出来。JA管内は愛知県内一の産地で、和歌山県など梅産地の出荷ピークに合わせて出荷しています。

JA碧南しょうが・しそ部会は、11戸が約14ヘクタールで赤シソを栽培。現在は、日量約1500ケース(1ケース300グラム×10袋)を集荷。出荷は7月上旬まで続き、名古屋や岐阜といった中京市場を中心に関西、関東、北陸地方へ総出荷量125トンを見込みます。

約2ヘクタールで栽培する部会の山田浩二部会長は、朝6時30分から収穫作業を行っています。生育状況を確認しながら、専用の機械で軸が入らないよう浅めに上部を刈り取っていきます。収穫した赤シソは水洗いした後、葉を傷めないようネットに入れて機械で脱水。その後、軸の長さを確認して袋に詰めます。部会では出荷基準に軸の長さを設けており、消費者に「軸が短いので軸取り作業の手間が減る」と喜ばれています。JAは、鮮度を保つために出荷後に予冷処理し、保冷車で運びます。

山田部会長は「当部会では抜き打ちで出荷物検査が行われるため、品質には自信を持っている。赤シソは、梅干しの色や香り付けに使われるのはもちろん、煮だしてレモン汁を少し搾るだけで、とても鮮やかでおいしいジュースになる。短い期間での出荷になるので、店頭で見かけたら、ぜひ買ってもらいたい」と話しました。