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「母の日」へ カーネ最盛 日量3万本生産へ 色・咲き豊富に

  • 碧南カーネーション部会

2023/4/20

  • カーネーションの収穫作業に追われる大岡さん

JAあいち中央管内の碧南市で、5月14日の「母の日」の需要に向けたカーネーションの収穫が本格化しています。JA碧南カーネーション部会では6人が約1.5ヘクタールのハウスで、スタンダードと呼ばれる一輪咲きと、複数の花を付けるスプレイ咲きを合わせ41品種栽培します。主に業務用としてピンク・赤・白の3色で約6割を占めます。9月中旬~6月中旬に、中京市場を中心に関東、関西地区に約175万本を出荷します。

年始からの冷え込みで生育の遅れが心配されたが、3月から天候に恵まれ例年より一週間ほど生育が進んでいます。病気の発生も少なく品質も良好。現在は日量約2万本を出荷。最盛期となる「母の日」前には日量約3万本に達します。

部会の大岡宏充さんは、ハウス約36アールで赤色の「エクセリア」やローズ系の「タイソン」、ピンク色の「モモカ」など16品種を栽培しています。

暖かくなったこの時期は、4輪以上のつぼみが付き、1輪が半咲きほど緩み始めたことなど、一本一本生育を確認しながら、出荷サイズに合わせて根元からはさみで収穫します。枝の曲がりや太さ、花のボリュームなどを見ながら選別し、セロハンを掛けて箱詰めします。大岡さんは「寒暖差が激しいので、遮光や換気でしっかり管理していきたい。カーネーションは色どりも豊富で、色々な飾り方で楽しめる。母の日に感謝の気持ちを込めて贈ってほしい」と話しました。