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露地イチジク 春季管理学ぶ

  • いちじく部会

2024/3/1

  • イチジクの防除管理を説明する河村主任専門員

JAあいち中央いちじく部会は3月1日、安城市と碧南市で露地イチジクの防除こよみ説明会と接ぎ木講習会を開きました。2会場で同部会員ら計68人が参加。露地イチジクの栽培管理が本格的に始まるのを前に、晩霜への対策や病害虫防除など3月から4月の栽培管理方法を学びました。

県西三河農林水産事務所農業改良普及課の河村直紀主任専門員は「発芽するまで樹液の流れが良くないので、日焼けや凍霜害防止のために白塗剤を塗布することが効果的。排水不良による生育阻害は少なくないので、高畝にするなど対策を講じてもらいたい。圃場内の雑草は虫害の原因になるので、除草した後の防除を心がけてほしい」と呼びかけました。他品種の栽培特性を生かす「接ぎ木」の技術に関しては「剪定は早めに行い、発芽が遅れることの無いようにしてほしい。イチジクを長く安定的に収穫できるかは、いかに良い細根が機能しているかで決まる。接ぎ木をする際は、樹勢の強い品種を台木に選ぶことがポイント」と話しました。

部会では、安城市・碧南市・刈谷市・高浜市で137人がハウスと露地併せて約23.5ヘクタールで栽培しています。ハウスイチジクは3月下旬、露地イチジクは7月下旬から出荷が始まる予定。中京・京浜・北陸地区の各市場へ約315トンの出荷を見込んでいます。