新聞エコバック普及 記事を活用 見せ方工夫
2022/6/24
日本農業新聞や一般紙の地域の記事や写真などを活かした「新聞エコバック」の講習会が好評です。講師を務めるのは、安城市城ケ入町で農業を営む榊原明美さん。これまで作成した数は数千枚にも上り、地元JAあいち中央の安城南支店や産直店舗などへも寄付していました。見せ方を工夫した新聞エコバッグは、受け取った人から「記事や広告のデザインにも目が行き、持つのも楽しい」と好評です。
榊原さんは4年前に地元の公民館講座で作り方を学んで以降、新聞エコバッグ作りに夢中になりました。より作りやすく仕上がりを綺麗にするため、折る箇所を数値化するなど、工夫を凝らしてきました。素材が新聞紙のため、野菜も気軽に入れられることから、昨年同支店で開いた農産物品評会の焼いも販売で人気だった他、産直店舗でも大活躍しています。
昨年7月に同支店で行った「手作りエコバッグコンテスト」にはお気に入りの作品を2点出品。新聞記事を活用した作品は、来店者や職員からも高い関心が寄せられました。
6月24日は同市赤松町のJA安城中支店で、支店組織活性化協議体「がやがやワクワク会」の会議の中でSDGs勉強会として講習会を開き、女性総代や目的別組織代表ら7人が参加。参加者にSDGsへの取り組みに関心を持ってほしいと、安城南部ブロックを担当するくらしの相談員が企画しました。参加者は「どの面を使うのか選ぶのも楽しい」「作り方を忘れないうちに家でさっそく作りたい」などと話しながら、楽しそうに作業を進めていました。
榊原さんが、作り方を指導するのは今回で3回目。今年からは作り方の普及にも力を注ぎます。榊原さんは「新聞エコバックは家にある材料で作ることができ、費用もほとんどかからない。紙面で取り上げられた人に、記事を活かして作ったバックを渡すととても喜んでもらえる。作る楽しさ、渡す喜びを多くの人に知ってもらいたい」と意気込みます。
同協議体は、支店の組織代表や女性総代などで構成され、組織活動の活性化を目的とした会議を支店単位で開いています。
新聞エコバック作りを参加者らに
指導する榊原さん(右から1人目)