高品質へ意識統一 クルクマ巡回
2022/6/21
碧南クルクマ部会
JAあいち中央碧南クルクマ部会は6月21日、生育や栽培管理などを確認するため、部会員の圃場を巡回しました。部会員や県、JAあいち経済連、JAの担当者ら11人が参加。各圃場で意見を交わしながら品質向上に向けて意識を統一しました。
今年は3月上中旬の定植以降、天候に恵まれましたが4月、5月の朝晩の冷え込みの影響で、生育は例年より1週間程度遅れています。品質は色・ボリュームともに良好となっています。県西三河農林水産事務所農業改良普及課の田中義浩主任専門員は「梅雨の時期はハウス内の温度や湿度の管理が大事。ハウス内は暖かいほうが良いが高温過ぎてもいけない。梅雨で湿度が高いので、換気に努めさび斑病等の発生に注意し適宜防除を。日差しが強い日は遮光をして葉焼けを防いでほしい」と呼びかけました。
部会は8人が約1.1ヘクタールの無加温ハウスで、苞葉がピンク色の「シャローム」を中心に、緑色の「チョコゼブラ」、白色の「モンブラン」など13品種を栽培します。「シャローム」が全体の7割を占めます。出荷は6月9日から始まっており、10月下旬まで、東北、関東を中心に甲信越、中京市場に約35万本の出荷を目指します。
クルクマは東南アジア原産のショウガ科の植物。暑さに強く、ハスの花に似ていることから、仏花用に新盆、旧盆の需要に合わせて栽培しています。夏場でも日持ちが良く明るい色の品種が多いことから、ブライダルやフラワーアレンジメント、花束用としても人気があります。
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部会員ら
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