米作り楽しんで 児童に鎌を贈呈
2022/6/20
安城市小川町の農業者を中心に構成される小川環境保全向上委員会とJAあいち中央桜井支店は6月20日、安城市小川町にある安城市立桜井小学校で鋸鎌の贈呈式を開きました。式には同校5年生児童141人と関係者が参加し、同会の黒柳正昭委員長と同支店の杉本正美支店長が児童代表に鋸鎌80本を手渡しました。
同支店では、例年11月に行われる支店まつりで同会が栽培したサツマイモの寄付を受け、販売しています。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響でまつりが中止となり、代替え企画として冬の貯蓄感謝期間にあわせて来店者へのサツマイモ販売を行いました。売上金は同会と協議の結果、今年から米づくり農業体験学習プログラムを行う同校の食農教育活動に使われることになりました。
黒柳委員長は「JAや地元改善組合の協力のおかげで寄贈ができた。寄贈した鎌を使って、ケガが無いようにして収穫を楽しんでほしい」と話しました。
杉本支店長は「地元の学校、組織と連携した農業体験の企画ができて良かった。今後も地域の活動に協力し、つながりを重視した取り組みを行っていきたい」と話しました。
同校の渡部均学年主任は「鋸鎌を寄贈していただき、とても感謝している。田植えの前から、稲刈りのことを想像してわくわくしている子もいる。いただいた鋸鎌は学校で大切に使っていきたい」と話しました。
同委員会は町内の環境美化、および農地の保全・補修を目的に、地元農業者や町内会構成員らおよそ100人で構成されています。町内の用水路清掃や堤防の草刈り、子ども会への食育活動など、地元の農業を守り、地域社会に貢献する活動を行っています。
黒柳委員長(左から2人目)、杉本支店長(左から1人目)から鎌を受け取る桜井小学校の児童