就農者ら励ます
2022/6/15
JAあいち中央は6月15日、安城市赤松町のJA総合センター内生活館で、管内で就農した6人の激励会を開き、関係者17人が出席しました。
就農者は20~37歳で、新規学卒者の他、Uターン就農者も含まれています。米・麦・大豆や施設・露地野菜など品目はさまざまです。
JAの石川克則組合長は「大きな希望と夢を持って就農されたと思うが、産地間競争や生産者同士の技術の競い合いなど厳しい世界でもある。先輩や仲間の話を聞いて、早く栽培技術を身に付けて、立派な農業経営者に育って欲しい」とエールを送り、一人一人に就農祝い金の目録を手渡しました。
JA青年部の鈴木文隆部長は「栽培にかかる経費はどんどん高騰していく中でも、農産物の販売価格は上がらず、厳しい状況が続いている。親元就農でも親がやっていることが全て正解という訳ではない。親から学びながら、自分でもしっかり経営をイメージして考えることが重要」と話しました。
親元就農で米・麦・大豆、イチゴを栽培する原田基生さんは「就農して2カ月半だが水が不足したり、肥料価格が高騰したりと、技術面だけでない農業の難しさを感じている。変化する環境にしっかりと対応して、経営の安定・拡大を図っていきたい」と抱負を述べました。
JAでは、農業後継者の確保育成を図るため、初めて就農する人に祝い金を給付しています。
就農祝い金の目録を受け取る原田さん