色、大きさ◎ クルクマ採花
2022/6/13
碧南クルクマ部会
JAあいち中央管内の碧南市でクルクマの収穫が始まりました。同市は県内一のクルクマ産地。今年は3月上中旬の定植以降天候に恵まれ順調に生育。5月から6月にかけ朝晩の気温が低い日も多かったが、日中の気温が高かったため、例年なみのスタートとなりました。品質は色・ボリュームともに良好な出来です。
JA碧南クルクマ部会では8人が約1.1ヘクタールのハウスで、苞葉がピンク色の「シャローム」を中心に、緑色の「チョコゼブラ」、白色の「モンブラン」など13品種を栽培します。「シャローム」が全体の7割を占めます。10月下旬まで、東北、関東を中心に甲信越、中京市場に約35万本の出荷を目指します。
同部会の杉浦勝政さんは10アールのハウスで「シャローム」や「モンブラン」、今年から新規導入した淡いピンク色の「バブル」など4品種を栽培。杉浦さんは「これから日差しがきつくなる時期。光をあてすぎると伸びにくくなる。光の調整や適度な湿度を保つなどハウス内の環境をしっかり管理し品質の高いクルクマを出荷していきたい」と話しました。
クルクマは東南アジア原産のショウガ科の植物。暑さに強く、ハスの花に似ていることから、仏花用に新盆、旧盆の需要に合わせて栽培しているが、夏場でも日持ちが良く明るい色の品種が多いことから、近年はブライダルやフラワーアレンジメントの花材としても人気があります。
クルクマの生育状況を見ながら
丁寧に収穫する杉浦さん
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