「巨峰」房作り ポイント指導
2022/6/8
ぶどう部会
JAあいち中央ぶどう部会は6月8日、安城市東端町の部会員の園地で、巨峰の摘粒と房作りのポイントを学ぶ栽培講習会を開きました。部会員や県、農薬メーカーら約30人が参加し、品質の高い巨峰に仕上げるための着房管理や摘粒作業、葉面積指数などについて学んだほか、病害虫防除に関する情報などを確認しました。
講習会では、愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課の河村直紀主任専門員が今後の天候予想と併せ、摘房の時期や摘粒作業のポイント、圃場に対する葉が占める割合の影響などを説明しました。「夏場の光はブドウの葉には強すぎる。葉が2枚重なるぐらいがちょうどよい。棚下に日差しが2~3割ほどにできると生産性の高い圃場になる。込み過ぎてもいけないし、空きすぎてもいけない」と話し、病害虫について「このあたりでは少ないが全国的に黒とう病が発生している。今後、雨が多い時期になってくるので、しっかり防除してほしい」と呼びかけました。
部会は28人が約4.2ヘクタールで「デラウェア」や「巨峰」を栽培。出荷時期は「デラウェア」が7月中旬~8月上旬、「巨峰」は7月下旬~8月下旬の見通しです。
河村主任専門員(左)から摘粒作業の
説明を受ける部会員