高品質イチジクを 誘引作業実習
2022/6/1
いちじくスクール
JAあいち中央営農部園芸課産地対策室は6月1日、イチジク生産者を育成する「いちじくスクール」で病害虫の基礎知識・誘引方法の講義と誘引作業の実習を開きました。スクール受講生や県、経済連、JA職員など11人が参加しました。
この日は定植して2年目の樹で誘引作業を指導しました。県西三河農林水産事務所農業改良普及課の河村直紀専門員が作業のポイントを押さえながら説明。圃場では同室の中村大輔室長とともに実技を交えて指導しました。誘引は、上に伸びる先端の枝を支柱とビニールヒモを使って横に倒し伸ばす作業です。2年かけて、片側の結果枝を約2m50cm以上ずつ伸ばしていきます。
河村専門員は「単純に作業をするだけでなく、この作業の意味を理解し、よく観察して記録して自分自身で考えながら作業してほしい」と呼びかけました。
中村室長は「誘引作業は、結果枝を伸ばすために重要な作業。今後の収量や品質の土台となるので、しっかりと技術を身に付けてほしい」と話しました。
同スクールは、現在1年生5人、2年生6人の計11人が受講。33アールの露地イチジク圃場で月2回程度の講習を行っています。昨年度の卒業生からは3人がJAいちじく部会に入りました。次回は、6月15日に成木(6年目の樹)の誘引作業などを行う予定です。
誘引作業の指導を行う河村専門員(右)
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