夏果実、高品質めざし管理を確認
2022/5/27
梨生産部会
JAあいち中央梨生産部会は5月27日、安城市内の2ヶ所で梨の栽培指導会を開きました。部会員や県、関係業者ら約70人が参加。仕上げの摘果や新梢の管理、病害虫防除に関する情報について確認しました。
指導会では、愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課の河村直紀主任専門員が栽培管理のポイントを説明。「側枝先端部の新梢が強勢であると果実は充実しやすい。先端より強勢になりそうな基部の新梢を摘芯することで、果実生産に効率的な側枝を仕立ててもらいたい」と話し、病害虫について「黒星病については昨年より少なめだが、発生は増えつつある。病斑は感染源になるので、見つけたら直ちに取り除いて、手やハサミで感染が拡大しないように注意してほしい」と呼びかけました。
JA営農部園芸課の若林花奈子さんは「4月授粉時に好天に恵まれ着果も良好。7月中旬の出荷開始までこのまま順調に進んでほしい」と話しました。
同部会は83人の部会員が約35ヘクタールで「愛甘水」「甘ひびき」「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」を栽培。出荷は7月中旬から始まり、品種を変えながら10月上旬まで続きます。
樹の状態を確認しながら指導す
河村主任専門員
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