農業体験「スクール」開校
2022/5/22
農業体験スクール「あおみっ子」
JAあいち中央では2021年度から23年度までの3カ年、第5期JAあいち中央食農教育プランを策定し活動を進めています。
JAでは農業の振興により、地域に安全・安心な食を提供するとともに、食農教育活動を展開していくことを目的とした同プランに基づき、「未来を担う子ども、未来につなぐ食料、農業」を活動の基本テーマに掲げ、農業体験学習や学校での食農教育、地産地消と学校給食、食文化の継承、都市と農村の交流、イベント等での情報発信などに取り組んでいます。
5月22日には、安城市赤松町のJAあいち中央総合センター内生活館で「こども農業体験スクール“あおみっ子”」開校式を開きました。
スクールには、JA管内の小学3~6年生31人が参加します。スクール修了生で当時の農業体験を活かし事務局の補助として、「サポーター」16人も参加します。5月から12月までに5回のカリキュラムで実施され、稲づくりや田んぼの生き物調査、サツマイモと枝豆の栽培、夏休み課外活動、しめ縄飾りとコケ玉作りなどといった農業体験を通じて子どもたちに「いのち・農業・食べ物・健康の大切さ」「ふるさとに対する誇り」「JAの仕事と役割」を伝え、地域農業の大切さや、JAに親しみを持ってもらうことを目的に開かれます。
開校式では、JAの組合長でスクールの石川克則校長は「碧海地域で農家が一生懸命作った農産物をたくさん食べてほしい。このスクールは地域の農家さんたちに協力してもらっている。皆さんにとって意義あるものになるよう最後までがんばってほしい」とあいさつしました。開校式後は、アウトドアタレントの鉄崎幹人さんから「農業と自然」を、中止となった田植えの代わりにお米ができるまでの過程を伝え、「ミニトマトの鉢植え」を行いました。
参加した児童らは「田植えができなくて残念だったけど、ミニトマトの鉢植えも楽しくて、鉄崎先生の授業もおもしろかった」「ミニトマトは好きではないけど、せっかく作るならこの機会に克服したい」などと話しました。
6月にはサツマイモのつる挿し、大豆の播種体験、田んぼの生き物調査などを行う予定です。
ミニトマトの苗の定植するあおみっ子と作業を手助けする「サポーター」(中)