良品作りへ学ぶ イチジク講習芽かきを指導
2022/5/11
JAあいち中央営農部園芸課産地対策室は5月11日、イチジク生産者を育成する「いちじくスクール」で芽かき講習会を開きました。スクール受講生や県、JA職員など13人が参加しました。この日は定植して1、2、6年目の樹でそれぞれ芽かき・誘引を指導しました。県西三河農林水産事務所農業改良普及課の河村直紀専門員が作業のポイントを押さえながら説明。圃場では同室の中村大輔室長とともに実技を交えて指導しました。今作は春先より暖かい日が多く、適度な降雨もあることから平年より4日程生育が早まっています。
河村専門員は「芽かきは剪定からの技術の続き。上芽は、養分を優先的に使ってしまうので使わない。出来るだけ根元に近い芽を残すことで、誘引もしやすいので注意して行ってほしい」と話しました。
中村室長は「芽かき作業は、その年のイチジクの収量が決まるとても重要な作業。実技を通じて、栽培技術をしっかりと身に付けてほしい」と話しました。
同スクールは、現在1年生5人、2年生6人の計11人が受講。33アールの露地イチジク圃場で月2回程度の講習を行っています。昨年度の卒業生からは3人が同JAいちじく部会へ入りました。
芽かきの指導を行う河村専門員(右)