小玉スイカの授粉作業進む
2022/4/25
刈谷露地園芸部会「SKI」
JAあいち中央管内の刈谷市北部地区で、小玉スイカの授粉作業が始まりました。同地区では、小玉スイカの栽培が盛んで、品種は「おおとり2号」。果肉は、鮮やかな黄色で強い甘味が特徴。授粉作業は5月下旬まで続きます。
JA刈谷露地園芸部会のグループ「SKI」では、6人の生産者が約2ヘクタールで小玉スイカを栽培。6月上旬から7月中旬にかけて、地元の市場や同JA産直店舗へ出荷します。1玉2.5キロ前後で、今年は約1万8千個の出荷を目指します。
刈谷市東境町で、約30アールで小玉スイカを栽培している同グループの川上充士さんは、花の咲き具合を見ながら作業を進めます。授粉作業は確実に着果させるため、すべて手作業で行います。当日咲いた状態の良い雄花を選んで摘み取り、雌しべの先に丁寧に花粉を付け、交配した目印のテープを茎に巻き付け、授粉日を記録します。川上さんは「授粉の都度テープで印をつけることは手間だが、特産地として適期収穫には必要不可欠。授粉作業は天候に関わらず花が咲いたら行わないといけないため毎日開花状況を確認しながら行う。雨だと花粉の付きが良くないのでこの時期の悪天候は悩みの種だが、しっかりと管理して今年も喜ばれるスイカをたくさん作っていきたい」と話しました。
雌しべの先に花粉を付ける川上さん
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