田んぼアート 有志で種まき
2022/4/21
安城市の生産者や市、JAあいち中央などで構成する、ふれあい田んぼアート実行委員会は4月21日、同市寺領町の生産者倉庫で「ふれあい田んぼアート2022」に使う稲の種まきを行いました。種まきは有志で集まったメンバー11人。およそ2時間で赤、黒、白、黄色の種を150箱の育苗箱にまき終えました。
「ふれあい田んぼアート」は同市和泉町の横50メートル、縦70メートルの田んぼをキャンバスとして、色とりどりの稲苗を植え付け、生育と共に浮かび上がる絵柄を楽しむイベント。今年で16年目。生産者や実需者、消費者が一緒に楽しみながら交流し、地元農産物や農業の大切さを知ってもらうことを目的としています。
同委員会の石川智一副会長は「忙しい中でも声をかけたら、集まってくれるメンバーはありがたい。コロナ禍でイベントが少ない中だが、市を巻き込んで盛り上げていきたい。描かれた田んぼを見て、安城市の農業もまだ捨てたものではないと思ってもらいたい」と話しました。
22年度のデザインは、7月見ごろを迎えるまで非公開。今後は新型コロナウイルス感染症の拡大状況を勘案しながら、イベントを実施していきます。5月15日には、地域住民や消費者が田植えイベントに参加する予定。見ごろとなる7月中旬には高所作業車を使った鑑賞会を行います。
色ごとに分けた育苗箱に種をまく
メンバー