産直発展めざして 生産者大会で決意
2022/4/18
JAあいち中央産直運営協力会は4月18日、安城市桜町の安城市民会館サルビアホールで「2022年度生産者大会」を開きました。協力会員や県、市、JA役職員など373人が出席し、21年度の事業実績報告や22年度の活動計画、本部役員の紹介が行われました。21年度の生産者表彰授与式では、販売金額や販売向上率が上位の協力会員6人が表彰され、最高位の販売金額最優秀賞には碧南市の山田美和子さんが輝きました。
同協力会の待田智会長は「新型コロナウイルス感染症の影響で顕在化してきた様々な課題に対して、厳しい目で対応することが直売所の持続的な発展につながる。鮮度、味、価格、安全・安心といった消費者が持つ直売所のイメージに応えられれば、客足はさらに伸びる」とあいさつしました。
JAの石川克則組合長は「巣ごもり需要が高まる中で、新鮮な農産物を供給する産直事業は、地域で大きな役割を果たしてきた。消費者の嗜好に合った、信頼に応えられる産直店舗を、これからも生産者とともに作っていきたい」と話しました。
大会後には、安城市出身の料理研究家・寺田真二郎氏による「碧海そだちの魅力を語る」と題した記念講演が行われました。寺田氏は「碧海そだち」に共感し、JAの産直11店舗を視察したうえで新しい取り組みの提案などがされました。
「碧海そだち」は、JA管内(碧南市・刈谷市・安城市・高浜市・知立市の碧海地域)で栽培・収穫され、JAを通じて販売される農産物の総称。農産物の販売だけでなく、碧海地域の「農産物」や「農業」をもっと「好き」になってもらう活動も含まれます。
同協力会は、1642人の協力会員が管内に11あるJA産直店舗で農産物を販売しており、年間約42億円の取扱高があります。18年度に店舗の品ぞろえ充実と販売額の増加、協力会員の生産・出荷意欲の向上、協力会員の増加と所得増大を目的に、各産直店舗の出荷組織を一本化して生まれました。これにより協力会員は、出荷品目・数量に応じた最適な出荷先を選ぶことが可能となりました。
あいさつをする待田会長