ブドウ管理学ぶ 黒とう病に注意
2022/4/11
ぶどう部会
JAあいち中央ぶどう部会は4月11日、安城市東端町の部会員の園地で、ブドウ栽培講習会を開きました。部会員や県、JA職員ら約20人が参加。愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課の河村直紀専門員から圃場での芽かきや新梢誘引、病害虫防除といった春先の栽培管理が説明されました。今年は2月まで冷え込みが続いたが、3月からは温暖な気候となり、例年並みの発芽が確認されています。
講習会では、河村専門員が今後の気象と併せ、芽かきや新梢誘引の目的や方法などを説明しました。「展葉始めから28日目にジベレリン処理をすることが多い。花穂の発育状態で適期を判断してほしい。芽かき作業は早めに行って、貯蔵養分を有効に使ってもらいたい」と話し、病害虫について「黒とう病は雨が多いと新梢に発生しやすい。発生がみられた場合は、すぐに切除して圃場外で破棄することが重要」と呼び掛けました。
部会は27人が約4.5ヘクタールで「デラウェア」や「巨峰」を栽培。出荷時期は「デラウェア」が7月中旬~8月上旬、「巨峰」は7月下旬~8月下旬の見通しです。
部会員に新梢の管理について説明する河村専門員(中)