甘~い梨へ授粉大忙し
2022/4/6
梨生産部会
愛知県内有数の梨産地、安城市で授粉作業が4月上旬から始まり、気温の上昇とともに順調に進んでいます。今年は適度な降雨と温暖な天候で、平年より1、2日早い生育となっています。
JAあいち中央梨生産部会では83人が約36ヘクタールで「愛甘水」「甘ひびき」「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」の6品種を栽培。主力品種の「幸水」は総生産量の5割を占めます。
同部会の中嶋邦道部会長は、約45アールの梨園で栽培しています。4月6日は午前10時ごろから、「豊水」「あきづき」の授粉作業を行いました。授粉した花を分かりやすくするため、赤い石松子で希釈したヤーリー(鴨梨)の花粉を交配機に詰め、手早く雌しべに花粉を付けていきました。手作業で行うことにより確実な授粉と、着果させたい花や向きの調整が行えます。授粉作業は気温が15度を下回ると発芽率が下がるため、作業は天気が良く、風が弱い日を選んで行います。
中嶋部会長は「今年は天候にも恵まれ、良い花がたくさんついた。しっかりと授粉させて、良い梨がたくさん出荷できればうれしい。安城梨は7月下旬から出荷されるので楽しみにしてほしい」と話しました。授粉作業は4月中旬まで続きます。
花粉交配機を使って授粉作業を行う
中嶋部会長
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