イチゴ出来競う 市長賞に加藤さん
2022/2/22
JAあいち中央いちご部会は2月22日、安城市赤松町のJAあいち中央総合センターで「2021年度いちご品評会」を開きました。品評会は、栽培技術や品質の向上、ブランド化を推進して消費拡大することを目的に毎年この時期に開いています。「紅ほっぺ」11点、「ゆめのか」4点の計15点(1点4パック)を出品。最高位となる安城市長賞は「紅ほっぺ」を出品した同市二本木町の加藤節男さんが受賞しました。
県や市、市場、JAあいち経済連など生産・流通の関係者ら6人が玉ぞろいなどの外観、熟度、食味、糖度などを審査しました。
県西三河農林水産事務所農業改良普及課の丹羽弘光技師は「今作は育苗から定植時期までの暑さ、定植後の寒暖差による生育への影響があったと思うが、出品物は4Lが多く揃いも良く、品種の特徴がよく表れていた。特に入賞者のイチゴは、パック詰めの技術が優れ、玉ぞろい、色沢、つやが良く、素晴らしい外観で食味も良好であった点を評価した」と講評しました。
出品されたイチゴのうち、48パック(1パック260グラム)は、同市社会福祉協議会を通じて、福祉施設に寄贈しました。
部会は14人が約2.2ヘクタールで、「紅ほっぺ」と「ゆめのか」を栽培。出荷は5月下旬まで続き、名古屋市や豊田市の市場へ約30万パック、販売高1億円を目指します。
イチゴの外観や大きさ、食味などを
確認する審査員