早生カリモリ定植スタート
2022/2/5
カブ・かりもり部会
JAあいち中央管内の碧南市で、ハウス内トンネル栽培によるカリモリの定植作業が始まりました。
カリモリは、形が俵型で果形は緑色、果肉は白色の漬物用のウリで「あいちの伝統野菜」の一つです。主に奈良漬の原料となる他、地元ではしょうゆ漬けやかす漬けなどで食べられています。シャリシャリとした食感と独特の歯ごたえが特徴で、最近は簡単に作れるあえ物やサラダ、焼酎で漬ける浅漬けも人気です。
約22アールのハウスで早生カリモリを栽培する杉浦幸人さんは2月5日、マルチを張った畝に、手作業で360本の苗を定植しました。2週間前にマルチを張り、トンネルを仕立てておくことで地温を上げ、定植の環境を整えてきました。
杉浦さんは「温度や湿度などハウス内の管理をしっかり行っていきたい」と話しました。 JAカブ・かリもり部会は2人が約44アールのハウスで早生カリモリを栽培。出荷は3月中下旬から始まり、5月上旬~6月中旬をピークに、7月下旬まで続きます。JAを通じて、県内市場や京都の漬物加工業者に流通。総出荷量は約50トンを見込みます。
カリモリの苗を定植する杉浦さん
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