トピックスレポート
碧南市のトマト 秀品率大幅向上 共選出荷始まる
- トマト部会
2022/10/21
収穫したトマトをトラックに積み込む三島さん
JAあいち中央管内の碧南市で10月17日から、JAあいち中央トマト部会のトマトの共選出荷が始まりました。
同部会は土耕やロックウールでの栽培に取り組み、部会員8人が約4ヘクタールのハウスで栽培。8月の定植以降、長雨や高温などが続き生育の遅れが心配されたが、生産者の適切な管理により平年並みの出荷となり、品質も良好。来年7月上旬までに約535トンを県内外の市場に出荷する予定です。
同市前浜町で約62アールを栽培する三島正幸副部会長のハウスでは、生育の具合や傷の有無、形などを確認しながら、ひとつずつ丁寧に収穫しています。三島さんは「今作は主力品種を切り替えて、秀品率も大幅に向上した。天候による生育の懸念もあったが、今のところ順調。そのまま食べてもおいしいし、カレーに水の代わりに入れてもおいしいトマト。ぜひ子どもから大人まで幅広い世代の人に食べてもらいたい」と話しました。
収穫したトマトは、同市港本町のJAあいち中央碧南営農センター内トマト選果場に持ち込まれ、人や機械の品質検査を経て箱詰め、出荷されます。
JA営農部碧南園芸課の近藤佑紀さんは「消費者が満足してもらえるトマトを出荷し、少しでも高く売れるように努める。毎年目ぞろえ会を行い、品質等のチェックをしている。選果場でしっかりとした選別を行っているので、安心して食べてもらえると嬉しい」と話しました。
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