トピックスレポート
エコキャップ回収 広がる輪 ワクチン3900人分に
- 女性組織イキイキレディース
2022/10/12
集まったエコキャップと回収ボックス
JAあいち中央組織生活部組織生活課は、2008年からJAの女性組織「イキイキレディース」とともにエコキャップ回収運動に取り組んでいます。同組織が始めた同運動は、資源の再利用と860個回収で子ども1人分のポリオワクチンになることからSDGsにつながっています。声かけなどにより地域の人々とともに行う活動へと輪を広げ、22年8月29日までに計約336万5千個を回収、約3900人分のワクチンにつなげました。
同運動では、JA各支店で職員や同組織メンバーから集まったキャップ一ヵ月分を同課が取りまとめ、専用の業者に引き渡し結果を同組織と共有してきました。同組織の齋藤豊子会長は「エコキャップを捨てずに持ってくるだけという、とても簡単なこと。世界の子どもたちの役に立てるし、ゴミも減らせるし、いいこと尽くめ。メンバーやJA職員による声かけで地域のみなさんにも広がっている」と話しました。
19年度には、同年に行われた「准組合員利用者懇談会」で「キャップを回収しているという周知が足らない」という意見から、エコキャップ専用の回収ボックスを設置しました。各支店のATM横など来店者の目によく付く場所に設置し、前月の回収数とワクチン数を回収ボックス近くに掲示するようにして、協力いただいた方に結果をフィードバック。協力してくれた方のやりがいにつながるよう、そして新たに協力してくれる人が増えるようSDGsを意識した情報を発信しています。
同部の江場正秋部長は「まずは知ってもらうことが重要だと考えた。捨てるなら持っていこうと思ってほしい。職員や組合員、利用者と、地域の多くの人たちに参加していただきたい」と話しました。