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「へきなん美人」間引き作業進む

  • 碧南人参部会

2022/10/05

  • 間引き作業を進める杉浦さん

JAあいち中央管内の碧南市で、特産ニンジン「へきなん美人」の間引きと畝の土寄せ作業が行われています。今年は、9月中旬からの高温で生育への影響が懸念されましたが、その後は天候にも恵まれ生育は順調です。

JA碧南人参部会では、大きさのそろったニンジンを出荷するため、10アール当たり10万粒のコート種子をまき、葉がある程度成長した時点で間引きしています。また、土寄せも欠かせない作業の一つです。地温を上げることやニンジンに地表からの酸素を届きやすくするため、約30センチの高畝で栽培していますが、雨風で畝の土が流れたり、地表が固くなったりするため、収穫までに2~3回、土寄せやスジ切りの作業が必要となります。

部会の杉浦正人さんは、2ヘクタールでニンジンを栽培。生育状況を確認しながら6~8センチ間隔になるように手で間引いていきます。杉浦さんは「ほとんどの部会員が機械播種、機械収穫しているが、間引きはみんな手作業。出荷規格をそろえるためには欠かせない作業なので、しっかりとやっていきたい。また砂地で乾きやすいので、引き続き水管理に注力していきたい」と話しました。

同市は県内一のニンジンの産地。市南部地区を中心に119人が栽培しています。ニンジン独特の臭みが少なく甘味が強いのが特徴で「へきなん美人」のブランド名で、中京市場を中心に、北陸や関西地方に出荷しています。