トピックスレポート
食農 実る学び 桜井小が社会科授業で「農家さんから話を聞く」を開く
2022/9/21
児童から寄せられた質問に丁寧に答える農家
安城市立桜井小学校は9月21日、安城市小川町の同校で社会科授業「農家さんから話を聞く」を開きました。5年生児童141人が、JAあいち中央桜井支店管内で米・麦・大豆を栽培する農家6人とJA職員から、米の栽培や農業経営、農家とJAの関係などの話を聞きました。
同校では、今年から米づくり農業体験学習プログラムを行っています。農産物を育てる体験を通じて、地域農業の振興と理解を拡げ、子どもたちの健やかな成長と健全な食生活を実現することが目的です。今回の授業は計画には含まれていなかったが、「田植え」から「稲刈り」までの間を学ぶべく、地元の農家から話を聞く機会を設けました。
話を聞いた児童は「直接お話を聞くことで、インターネットや本で調べただけでは分からなかった農家さんの苦労を感じた」「どの工程にも苦労や工夫があり、丁寧に作られているのが分かった」「何も考えずに口にしていたお米だけど、これからは味わって食べたい」と話しました。
同校の渡部均学年主任は「農家さんの苦労を聞いた上で臨む「稲刈り」は、ただ体験をするより理解が深いと思う。地域の方々と関わる機会を大切にして、自分が地域に対して何ができるかを考えるきっかけにしてもらいたい」と話しました。
次回は10月中下旬に稲刈り体験を予定しています。