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秋の実り出番 大粒ラッカセイ食べ応え十分

2022/9/15

  • 写真ジャンボラッカセイを選別する川角さん

JAあいち中央管内の高浜市で、ジャンボラッカセイの収穫が始まりました。同市ではジャンボラッカセイを特産化しようと、2014年、栽培に関心のある生産者に種を配布するなど、支援したことがきっかけで本格的に作付けが始まりました。当初は発芽率がかなり低く、産地としては不十分な結果となっていたが、JA産直部会員を中心とした研究会を結成し、発芽率の改善や品質向上に向けた栽培講習会を開いた成果もあり、発芽率は大幅に改善されました。品評会も開かれており、品質の向上も図られてきました。

収穫作業では、備中で土を掘り起こし、手で株を引き上げて収穫します。抜き取った株は土を落とし、さやを外します。選別後に水洗いし、袋に詰めていきます。22年作は5月上中旬の定植から天候に恵まれ、順調に生育してきました。9月上旬から天候不順で病害虫の発生が懸念されたが、生産者の適切な防除により品質は良好。収量も例年並みが見込まれます。

ジャンボラッカセイを栽培する川角紀美さんは「西三河では昔から塩茹でしたラッカセイを食べる文化がある。ジャンボラッカセイは食べ応えたっぷりで、上品で飽きの来ない甘さが特徴。残暑厳しい中でおつまみに最適。ぜひたくさんの人に食べてもらいたい」と笑顔で話しました。

同市では、34人の農家が約1.3ヘクタールでジャンボラッカセイを栽培。普通サイズの1.5倍ほどの大きさで、甘みがあり、実が柔らかいのが特徴。主に取れたてを塩茹でにして食べます。11月中旬まで、JAの産直センター高浜やでんまぁと安城西部を中心に1袋(300g)400円~450円で販売。「食べ応えがある」と消費者からも好評。