トピックスレポート
イチゴ定植 適期見極め
2022/9/12
持ち込まれた定植苗を検査する部会員ら
JAあいち中央いちご部会は9月12日、安城市池浦町の愛知県西三河農林水産事務所にイチゴの定植苗を持ち込み、定植適期を見極めるための花芽検鏡を行いました。県とJAの職員に加え、部会員2人が、持ち込まれた「紅ほっぺ」「ゆめのか」などの検体10点の花芽状態を確認しました。
持ち込まれた苗は作業前に30分ほどアルコール溶液に浸され、脱水処理を施されました。花芽を確認しやすくするため、顕微鏡を覗きながら専用の器具で外葉を取り除いていきます。1検体20分程かけて、花芽の状態を確認していきました。
同所農業改良普及課の丹羽弘光技師は「全4回予定している花芽検鏡の1回目で、まだ花芽は確認できなかった。平年並みの気象が続けば2週間ほどで花芽が出そろってくると予想される。花芽の確認ができ次第、個別に定植適期の案内をしていく」と話しました。
JA営農部園芸課の岩間正富さんは「今年は例年に比べ苗が作りづらい気象であったが、生産者の方々には頑張っていただいた。その努力に応えるため今年も高品質なイチゴが出荷できるように、関係各所としっかり連携していきたい」と話しました。 部会は、11人が約1.9ヘクタールで「紅ほっぺ」と「ゆめのか」を栽培。2021年度は11月19日の初出荷から5月末までに約71トンを出荷しました。