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農業体験セット好評 イチジク収穫し選別

2022/8/27

  • 写真イチジクの収穫を楽しむ参加者

JAあいち中央の農産物ネット販売サイト「碧海そだち~オンラインショップ~」で農業体験セットとして販売した「初めてのいちじく狩り体験」が8月27日、安城市福釜町の同JAいちじくスクールの圃場で行われました。農業体験セットの販売は、同JAの好きを育む「碧海そだち」プロジェクトのコンセプトのひとつ「学ぶ好き」を育てたいという想いから企画され、消費者が農業や農産物に触れ合うことで地元農産物をより好きになってもらうことが目的です。

同体験は昨年、初めて販売し多数の申し込みがあったが新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令で開催は断念。今年は2度目の販売、初開催となりました。名古屋市から参加した男性は「昨年は中止となり残念だった。今年こそはと募集が始まるのを待って申し込んだ。やっと大好きなイチジクの収穫体験ができてうれしい」と念願の開催に喜びました。

この日は、14組42人が参加。密を避けるため集合時間を4回に分けました。参加者は、JA職員から収穫するイチジクの見極め方や収穫方法などの説明を聞いた後、指定された場所で収穫を楽しみました。その後、JAいちじく部会の出荷基準などを紹介し、収穫したイチジクを出荷基準と照らし合わせて選別する作業も体験しました。

西尾市から参加した親子は「子どもがイチジク大好き。夏休みの自由研究のテーマにしようとネットで情報を集めていたときに、この体験を知った。子どもはイチジクがどう成っているか知らないだろうし、『いちじく狩り』なんてめったにできないことなのでぜひやってみたいと申し込んだ。収穫の大変さを知ることでありがたみを感じて食べてくれるようになるのでは」と話しました。

収穫を体験した子どもは「下の方のイチジクが採りにくかったけど、教えてくれた通りやったら上手にできた。冷やしてそのまま食べたい」「軸を残して採るのが難しかったけど、たくさん採れた。パンケーキにいっぱいのせて食べたい」と笑顔で話しました。

サイトを運営するJA営農部園芸課園芸販売強化対策室の岩間啓史さんは「イチジクをただ収穫するだけでなく選別まで体験することで、栽培管理や収穫方法、出荷基準の難しさを肌で感じてもらえたと思う。これを機に、碧海地域のイチジクをさらに『好き』になってもらえたら」と話しました。