トピックスレポート
農業後継者に奨学金を授与
2022/8/18
石川組合長から目録を受け取る大門さん
JAあいち中央は8月18日、農業後継者育成奨学金授与式を、安城市赤松町のJA総合センター内生活館で開きました。将来の農業後継者9人(新規3人、継続6人)の学生に、奨学金の目録を授与しました。
奨学金制度は、将来農業を志す生徒や学生が高校や大学で学ぶために必要な資金を支援します。JA合併前の旧安城市農協が1984年から始めた制度で、30年以上続いています。これまでに113人が奨学金を受け取っています。
授与式には、JA関係者の他、県西三河農林水産事務所農業改良普及課、県立農業大学校、県立安城農林高等学校、県立鶴城丘高等学校などの関係者や奨学生と保護者が出席。JAの石川克則組合長が一人一人に「頑張ってください」と声をかけながら、目録を手渡しました。
石川組合長は「新型コロナウイルス感染症や世界の混迷により、日本の食糧安保が注目され、農業への期待が高まっている。この地域は明治用水が作られ、荒れた原野が生まれ変わった。先駆者たちが築いた大地を引き継ぎ、さらに発展させていってもらいたい」とエールを送りました。
目録を受け取った大門昴大さんは「残りの学生生活をしっかりと農業を学び、将来は親を超えられるような立派なトマト農家になりたい」と抱負を語りました。