トピックスレポート
イチジク本番 良い品を プライドを持って
- いちじく部会
2022/8/2
市場関係者の話を聞き、出荷規格を確認する生産者ら
県内一のイチジク産地JAあいち中央管内で、露地イチジクの収穫が7月24日から始まりました。JAあいち中央いちじく部会は8月2日、安城市と碧南市の2会場で目ぞろえ会を開きました。部会員や集出荷場の検査員、JAあいち経済連、市場担当者ら2会場合わせて約130人が参加しました。サンプルを見ながら色や傷、果形など出荷規格を確認した他、市場情勢や出荷の日程、注意点などの説明を受けました。
今年は4月から6月の暖かさから実の付きも良く、例年に比べて3日程度生育が進んでいます。例年どおり品質の高いイチジクが期待されています。
セントライ青果株式会社の纐纈太一さんは「夏果実の最盛期を迎えているが、今年は産地や品種のリレーがうまくいかない品目が多い。そんな中でイチジクがスタートする。お盆に向けてしっかりと売り場を作っている。お盆で売り場が作れれば9月以降のイチジクの販売にとっても大きなメリット。安全・安心でおいしいイチジクをたくさん出荷してほしい」と呼びかけました。
部会の野村吉子部会長は「いよいよイチジクの出荷が始まる。今年は明治用水の漏水問題や早い梅雨明けなど水で振り回されてきた。これからも振り回されるかもしれないが、ブランド品を作っているというプライドを持って、一つ一つ良い品を出していきましょう」とあいさつしました。
部会は、安城、碧南、刈谷の3市で146軒が、約23.5ヘクタールで露地イチジクを栽培。8月下旬に本格出荷を迎え、11月上旬まで京浜・中京・北陸地区の市場に約320トンの出荷を見込んでいます。
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