ニンジン動画でPR 食育やSNS活用
2020/12/29
JAあいち中央碧南人参部会は、管内の特産であるニンジンの紹介動画「人参PR動画2021」を完成させました。地元小学校での食育活動に活用するだけでなく、JAのホームページやインターネット交流サイト(SNS)でも発信する予定です。
同部会では食育活動の一環として、地元小学校への出前授業や収穫体験などを行ってきました。教材として10年以上前に管内のニンジン生産者が有志で作成した紹介動画を使ってきましたが、栽培方法や環境の変化に伴い更新を考えていました。
2020年に入って新型コロナウイルス感染症の影響で、試食や対面販売といったPR方法の見直しが迫られたことをきっかけに、動画作成に踏み切りました。8月には同部会の人参PR動画作成委員会を立ち上げました。同委員会を中心に土づくりから種まき、間引き、土よせ、収穫までを撮影、編集してきました。
12月29日には、碧南市港本町のJA碧南営農センター内集出荷場でのナレーション収録を行い、生産者、JA職員ら8人が参加しました。ナレーションは管内出身の大学生、石原彩希さんが務めました。
同部会の磯貝孝弘部会長は「動画を作ろうとしても、どこから手を付ければいいか分からず、手探りの中で始まった。周りの協力があってイメージを形にすることができた」と笑顔で話しました。
ナレーションを務めた石原さんは、10月に行われた第37回NHK全国大学放送コンテストのアナウンス部門で3位になりました。その取材先が同委員会メンバーだったことが縁で、今回の動画への協力依頼につながりました。石原さんは「動画を通じて、農家さんがどういった気持ちでニンジンを育てたかが伝わり、視聴された方の食の楽しみにつながればうれしい」と話しました。
ナレーション収録する
委員会メンバーらと石原さん(左)
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