切り干し大根作り最盛
2020/12/23
JAあいち中央管内の刈谷市北部地区で、冬の風物詩の切り干し大根作りが最盛期を迎えています。
ダイコンを専用の機械で15センチほどの細切りにした後、畑に設置した長さ45メートルほどの網棚の上いっぱいに広げます。冷たい「伊吹おろし」にさらして2日間ほど天日干しされたダイコンは水分が飛び、しっかりとした歯応えのある、甘味とうま味が凝縮された切り干し大根になります。同地区では、丘陵地を中心に秋冬ダイコンを約6ヘクタールで栽培。切り干し大根は、煮物や酢の物、みそ汁などに使うのが一般的となっているが、水で戻してサラダの材料とするなど手軽な食べ方も普及し、産直店舗でも人気を集めています。
同市東境町でダイコンを栽培している近藤勝行さんは、細長く切ったダイコンを網棚の上に広げる作業を妻の絹江さんと一緒に進めます。この日は約400キロのダイコンを干しました。近藤さんは「気温が下がってきて、これからよりおいしい切り干し大根ができてくる。甘くておいしい刈谷の切り干し大根をぜひ食べてほしい」と話しました。
切り干し大根作りは1月下旬まで行われる予定です。
細長く切ったダイコンを網棚の上に
広げる近藤さん