花き農家支援 28,027本・鉢に
2020/7/24
愛知県が行う「新型コロナウイルス感染症対策農産物利活用支援事業」が6月末で終了し、JAあいち中央管内では28027本・鉢が利活用されました。
同JA管内では、31の花卉観葉植物生産者が支援事業に登録。5月27日の碧南市役所への納品を皮切りに、管内5市役所や市公共施設のほか、安城農林高等学校、同JAなどへ、カーネーションやキクなどの切り花、観葉植物、花苗などを8施設に納品しました。納品された施設では、「花のある暮らし」のPRととも施設内に飾り、職員や訪れた人々を楽しませました。
同JA管内では、花卉観葉植物の生産が盛んだが、2月末からの新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、生産者は需要の減少や価格の下落などにより生産現場の出荷調整で市場に出せない苦しい状況にありました。同事業は、花卉などの生産者とJAが協力して集荷し、公共施設等新たな利活用先に無償で届ける取り組み。今後は、同事業に取り組んだ生産者に助成金が支払われます。
同JA営農企画部平岩秀明部長代行は「新型コロナウイルス感染症の影響を受けた、花き生産者の皆様に対して、愛知県の助成を受け、JA愛知中央会が事業実施主体となりJAと各5市の協力をいただき花の利活用の支援できたことに対して感謝しています。今後においても、まだまだ収束しないコロナウイルスの影響をうけた場合、農業者の支援をしていきます」と話しました。
市役所職員に苗物を渡す生産者(左)