クルクマの収穫が本格化
2019/7/17
JAあいち中央管内の碧南市でクルクマの収穫が本格化しています。JA碧南クルクマ部会では7人が83アールのハウスで、苞葉がピンク色の「シャローム」を中心に、緑色の「チョコゼブラ」、白色の「ロータスホワイト」など8品種を栽培します。「シャローム」が全体の8割を占めます。
クルクマは東南アジア原産のショウガ科の植物。暑さに強く、ハスの花に似ていることから、主に仏花として用いられるため、新盆、旧盆の需要に合わせて栽培。夏場でも日持ちが良く明るい色の品種が多いことから、近年ではブライダルや花束、フラワーアレンジメント用の人気も高いです。
今作は、4月~5月にかけて晴天の日も多く気温も高かったことから、生育は順調に進んでおり、7月初旬からの日照不足の影響も心配されたが、色やボリュームなど品質も良好。18日現在で日量約5000本を出荷。最盛期の8月上旬には日量約1万本の出荷になります。
部会の杉浦勝政部会長は、ハウス約4アールで主力品種の「シャローム」を栽培。苞葉が緩み始めたのを確認しながら、葉を3、4枚付けて根元から一本ずつハサミで丁寧に収穫する。苞葉の形や大きさなどを見ながら選別し、セロハンをかけて箱詰めします。
杉浦部会長は「苞葉の色も良くボリュームもあり、順調に育っている。夏に花もちの良い花なので、お盆の時期にはいろいろな所に飾って鮮やかな色合いを楽しんでほしい」と笑顔で話しました。
出荷は6月上旬から始まっており、10月下旬までに、東北、関東を中心に甲信越、中京市場に約25万本を計画しています。
苞葉の状態を確認しながら収穫する
杉浦さん
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