児童らが田植えを体験
2019/5/29
碧南市立鷲塚小学校の5年生児童96人は29日、碧南市が同市北浦町に所有する農業体験専用のほ場「碧南市ふれあい体験農園」で田植えを体験しました。同市が進める食育推進計画の一環。児童に農業体験をしてもらうことにより、食の大切さや自然環境を支えている農業の仕組みを学んでもらうことが目的。今年で11回目です。
田植えの指導に当たったのは、JAあいち中央営農部会碧南支部の部会員や同JA職員、同市経済環境部農業水産課の職員ら10人。植えた苗の品種は、市内小学校の学校給食で使用されている「あいちのかおり」。児童らは、苗をむらなく生育させるために土の表面を平らにする「代掻き」作業を見学した後、同JA碧南東部営農センターの杉浦幹也所長から植え方の説明を受け、一列になり、靴下をはいたまま水田へ。泥の感触に歓声を上げつつ、苗の束から3~4本取って、一歩ずつ後ろへ下がりながら丁寧に植えました。
初めて田植えを体験した児童は「泥の中でうまく動けなかったけど、楽しかった。少しずつ上手に植えることができたと思う。収穫が楽しみ」と笑顔で話していました。
JA営農部会碧南支部の池田幹隆さんは「米作り体験を通してお米のありがたみを知り、ご飯のときにこんな作業をしたんだなと思い出しながら食べてほしい」と話しました。 今後、児童は秋に稲刈りを行う予定です。
一列になり苗を植えていく児童